下まぶたのカーブのピークを移動させる、タレ目形成の症例解説

今回は、
- タレ目形成
を単体で行った症例の解説です。
術前の状態やデザインの考え方、術後経過について解説していきます。
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| 施術内容 | タレ目形成(グラマラスライン形成) |
| 副作用/リスク | 痒み・むくみ・熱感・目の違和感・ 内出血・腫れ・結膜浮腫・左右差 ・傷跡・ドライアイ・逆さまつ毛など |
| 費用 | 485,100円 |
術前の状態と患者様のご希望

患者様は、
- 下まぶたが目頭側から外側へ向かって上がっていく形が気になる
- つり目感を改善したい
- 下まぶたのカーブのピークを外側に移動させたい
というご希望でした。
いわゆる「強いタレ目」を希望されていたわけではなく、あくまでもつり目感を和らげ、自然なカーブを作りたいというご希望でした。
術前の状態とアセスメント

下まぶたのピークの位置に注目
術前の下まぶたを見ると、最も低い位置、いわゆるカーブのピークがやや内側にあります。
そのため、そこから外側へ向かってラインが上がりやすく、つり目感につながっていました。
このタイプの場合、単純に目尻だけを下げても自然な形にならないことがあります。
重要なのは、下まぶたのどこを下げるかです。
今回は、外側に向かってなだらかなカーブを作りながら、下まぶたのピークをより外側へ移動させるデザインが適していると判断しました。そのため、タレ目感を強調するというよりも、下まぶたの形を整えて目元全体の印象を柔らかくすることを目標にしています。
手術プランとデザインのこだわり

タレ目形成のデザイン
右:0,9,16mm
左:0,9,16,18,20,22mm
下がりのピーク:9mm
タレ目形成では、どこで固定するかによって仕上がりが大きく変わります。
同じタレ目形成でも、患者様の目元やご希望のデザインによって固定位置や固定数を調整しながら、目元の印象をコントロールしていきます。
今回の症例では、
- 右:3か所固定
- 左:6か所固定
で行いました。
実は左側がかなり下がりにくく、何度か固定し直しています。
それでも十分な変化が得られなかったため、最終的には固定数を増やして対応しました。
術中に思ったように下がらないケースは珍しくありませんが、そういった場合は状態を見ながら納得がいくまで微調整を繰り返します。
術後の経過(ダウンタイム)
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術直後より1週間後のほうが下がって見えた理由
もともと左側のほうがつり目感が強かったため、術中は左をやや強めに下げています。
一般的に、もともと上がっている側は後戻りも起こりやすいため、左右で調整量を変えることがあります。
今回の症例では、術後1週間のほうが術直後より下がって見える経過でした。
これは実際にさらに下がったというより、
- 腫れの変化
- 目の開き方
- 撮影時の表情
などが影響している可能性があります。
1ヶ月から3ヶ月の変化
術後1ヶ月の時点では、まだ完全な完成ではありません。
わずかな腫れも残っており、下まぶたのラインもまだ変化する時期です。
術後3ヶ月では、右側は比較的安定していますが、左側は外側がやや強く下がりました。
左はもともと苦労した側でしたが、その影響もあって外側のカーブがやや強めに出ています。
横顔での変化
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横から見正面だけでなく、横目や流し目の状態では変化がより分かりやすくなります。
外側の下まぶたが下がることで、黒目がしっかり見えるようになり、横顔でのつり目感も改善しています。
横顔でつり目感が気になる方には、特に効果を感じやすい部分だと思います。
笑った時も自然な印象に
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笑った時も大きな違和感はなく、目が細くなりすぎない印象になっています。
タレ目形成では、「笑った時に不自然にならないか」を心配される方も多いですが、この症例では表情を作った時にも整形感はほとんどありませんでした。
また、下を向いた時にも不自然さはなく、術後の経過としては自然な仕上がりになっています。
今後の経過次第で再手術も
全体のバランスは良好ですが、左目は外側がやや強く下がった一方で、内側の下がり方は少し弱く、わずかな左右差が残っています。
このような差は、以前にまぶたの手術を受けている場合、癒着の影響で一部が下がりにくくなることで生じることがあります。
今回はできるだけ左右差が少なくなるよう調整していますが、この程度の左右差であれば、僕は再手術も視野に入れてご提案しています。
まとめ
今回の症例では、タレ目形成単独で下まぶたのラインを調整し、つり目感の改善を目指しました。
ポイントは、単純に目尻を下げるのではなく、下まぶたのカーブのピークを外側へ移動させることで、自然なラインを作ったことです。
その結果、正面だけでなく横から見た時も黒目がしっかり見えるようになり、つり目感が和らいだことで、全体的に柔らかい印象の目元になっています。
一方で、過去の手術歴や組織の硬さによっては、思ったように下がらない部分や左右差が残ることもあります。そうした点も踏まえながら、必要に応じて追加調整まで見据えて治療を行っています。
本記事が、今後手術を受ける方にとって少しでも参考になれば幸いです。
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